仕事の「行き詰まり」から脱出する3つのステップ
こんにちは。皆さんは仕事に「行き詰まり」を感じることはありますか?
若い方はまだまだかと思いますが、特に年齢が上がってくると、色々と「先が見えて」しまい、行き詰り、停滞感を感じてしまいます。
仕事の中での停滞感には、主に以下2つがあると言われています。
- 昇進や昇格に関する停滞感
- 業務内容に関する停滞感
昇進や昇格に関しては、イメージがつきやすいですね。「これ以上偉くなれない」みたいな感じです。
業務内容に関しては、日々ただこなすだけの仕事をしていて、「これ以上仕事に広がりがない」みたいな感じです。
いずれにしても、この停滞感は「これまでの経験やスキルが通用しなくなり、挑戦意欲を失い、更には自信をなくしている」状態と言えます。
本日はこうした仕事での停滞感(行き詰まり)から脱出する方法について、私の経験も踏まえてお伝えしたいと思います。
目次
1.自己対話とありのままの現実受容
仕事での行き詰まり、停滞感を感じた場合、最初にやることは「自己対峙」です。つまり、「自分を深く見つめ直すために自己との対話」をするということです。
「自分は何者なのか?」というところからですね。
真剣に自分に向き合うということはなかなか普段やらないと思いますが、いざやってみると、本当に苦しいことです。
でも、「何かを変えるためには、まず自分が変わらなくてはならない」ということを心に留め、「自己への気づき」を得ることが必要なのです。
そして、その上で「ありのままの現実を受け入れる」ということです。
これも本当につらいです。
「偉くなってやろう!」と思っていた人が「偉くなれない現実」を受け入れなければいけないというのは、なかなかできるものではありません。
でも、これも「過去を引きずり、現実を受け入れなければ、未来は拓けない」と考えなおさなければなりません。
最初のステップは苦しく、つらい作業ですが、これを乗り越えると「行き詰まり」感からの脱出が少し見えてくるようになります。
2.価値観の再点検と柔軟に変わること
「自分を見つめ直し、現実を受け入れた」ならば、次にやることは「自分の価値観を改めて考えなおす」ということになります。
もし、これまで会社の中で「偉くなること」が、自分の「価値観」と考えていたとしたら、それは「現実的にはない」ということを受け入れた上で「別の新しい価値観」を持つようにするということです。
つまり「偉くなること」ではなく、例えば「人とのつながり」とか「後輩育成」に価値観を置くといった具合です。
そしてその上で「自分自身を柔軟に変える」ということです。
将来に向けて、人とのつながり、いわば「人脈」に価値観を置くのならば「誰とでも分け隔てなくつきあえるように心持ちを変える」といったことがこの先重要になってきます。
ここまでくれば、あとは行動に移すのみです!
3.自己啓発と新たなやりがいをつくる
「自分の価値観を見直し、気持ちを変える」ことができたならば、あとは具体的に行動に移していくことが大切です。
新たに学ぶべきものがあれば、例えば資格取得でもいいと思いますし、先ほどの人脈のような話であれば、これまで話をしてこなかったような人にでも積極的に話をするとか簡単なところからでもいいと思います。
実は「具体的行動によって自分の価値を新たにつくる」という気持ちで取り組むことは実際にそうした新たな価値をつくるということもそうですが、それまで抱えていた「停滞感」を払拭するモチベーションにつながるのです。
その上で将来を見据えた「新たなやりがい、生きがい」を作っていきます。
ここまで来たら、社内だけ自分だけではなく、もっと視野を広げてみることも必要です。
社外や住んでいる地域など、多様な人々との交流も踏まえて「本当のやりがい、本当の生きがい」を見つけ、育んでいくことで、いつの間にか、停滞感とか行き詰まりを感じることもなくなると思います。
そして、きっとこう思うはずです。
「なんてちっちゃなことで悩んでいたんだろう」と。
まとめ
いかがだったでしょうか?「仕事の『行き詰まり』から脱出する3つのステップ」を整理しますと、
- 自己対話とありのままの現実受容
- 価値観の再点検と柔軟に変わること
- 自己啓発と新たなやりがいをつくる
ということでした。
行き詰まり、停滞感というものは突然やってきます。
年齢を重ねるごとにある程度は予想できるのですが、「信じたくない」自分もいて、それが何かの拍子に現実となって、そして、自分の心に「うわっ」とのしかかってきます。
確かに最初は目をそむけたくもなるのですが、それを受け入れ、自ら変わっていくことで「新しい自分を手に入れることができる」、そういったチャンスでもあるのです。
そうした前向きな心持ちで「行き詰まり」と向き合いたいですね。
今回のお話が皆さんのお仕事の一助になりましたら幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。