ポンコツ社員が管理職になるまでの道 Wordが使えない編
こんにちは。前回一部の方には好評だった(?)シリーズの第2弾をお送りします。ちなみに第1弾はこんな感じでした。
前回に引き続き、社会人に成りたての私のポンコツ社員ぶりをご紹介していきます。
今日は非常にマニアックな話ですが、お付き合いくださいましたら幸いです。
目次
MS-DOSからWindowsへの壁
私の学生時代は、まだPCがそれほど普及しておらず、大学で使う時も交代交代で使うという感じでした。
PC自体もNECのPC-9801シリーズが主力で(研究室にはPC-8801もあった!) MS-DOSベースで使うというのがメインでした(UNIXも使ってましたね)。
恐らく若い人には良く分からないと思いますが、今のように、画面にアイコンがあって、マウスでクリックして、なんてものはなく、キーボードを使って、文字を入力して使うというのがメインでした。
どんどん脱線していきますが(汗)、今のエクスプローラみたいなものもないですから、ファイルを管理するために「FD」というソフトを入手して使っていました。こんな感じのものです。なつかしい。。。
そして、卒業論文を作成するのに使っていたのが、「JG」というソフトでした。当然ながらMS-DOS上で動くものでしたが、当時としては画期的なソフトでした。
なにが画期的かといえば「簡単に絵や文字をデザインできる」のです!!
いまでは当たり前ですが、絵や字をデザインして、好きなところに配置して、それを印刷できるというのは、今で言えば「神ソフト」でした。
で、ここで作ったものをOHPに印刷して、マジックで色付けして、それを使って教授たちに発表するということをしていました。
OHPも知らない方いますよね、きっと。こんな感じです。
「資料はWordで作っておいてよ」という恐怖
さて、いよいよ入社しますと、待っていたのは、WindowsパソコンとマイクロソフトのWordというソフトでした。
「当たり前でしょ?」と若い人ならそう思うかもしれませんし、「え、Googleのスプシじゃねぇの?」という人もいるかもしれませんが(レアかな?)、当時はWordが最先端でした。
入社して間もなく、会議に招集され、何を言ってるか全然分からない中、とりあえずメモしなきゃ、とノートにチクチク書いていたら、上司から、
「あー、じゃ、〇〇くん、議事録作っといてね。Wordで。図も入れといてね。」
という指示が入りました。
「わ、わーど!?図も入れるの?!」
やらなきゃいけないのは分かっていたのですが、できるだけ避けていたWordで議事録を作らなければならなくなり、しかも図を入れるなんて、、、「なんと高度な!」と当時は思ってました。いまなら小学生でもできますよね。
そこから残業時間にパソコンに向き合い、会社にあった「できるWord」という本を見ながら、資料をつくりました。
結局、その日は最終退社。多分、Wordが使えなくて、最終退社になる人は地球で私が最後なんじゃないかな。。。
教訓:新しい技術には積極的に取り組もう
今思うとということですが、WindowsパソコンやWordというソフトが出てきたときにすぐに使ってみればよかったなぁと思います。
しかし、この話は昔に限らず、今でも同じことが言えるような気がします。
SaaSのようなクラウドサービスが主流になってきていることもあり、新しい技術、新しいサービスがものすごいスピードで出てきています。
なかなかすべてを使ってみるということは難しいのですが、それでも業務効率が各段に改善するもの、コミュニケーションが取りやすくなるものなど、仕事の仕方を抜本的に変えることができるようなものも出てきています。
個人的には、box、Slack、backlog、Zoomあたりは使ってみた時に感動しました。別に回し者ではないですが、KintoneやSmartHRといったサービスも素晴らしいですね。
いずれにしても、「食わず嫌い」ではないですが、「今まで使っていたもの以外は使いたくない」と考えず、積極的に新しいものを取り入れていくということが大事なのだと改めて過去を振り返り感じました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。